犬の避妊手術は必要?メリット・デメリット、手術の流れや時期を実際の経験から紹介
こんにちは、peanutsです。
今回は犬の避妊はするべきかどうか、メリットや・デメリット、手術に最適な時期、手術の流れを実際に我が家のノアちゃんの経験やお医者さんから教えてもらったことをご紹介します。
犬に避妊手術をさせることに抵抗がある人もいると思いますがこの記事を見て今一度ご検討してみてください。
避妊手術とは?
犬の避妊手術はメス犬の卵巣のみを摘出する卵巣摘出術と卵巣と子宮を摘出する子宮卵巣全摘術の二つを指します。
どちらの手術もお腹にメスを入れる開腹手術なので、事前準備や術後のお世話が必須になります。
避妊手術を行う事のメリット
望まない妊娠を避ける
避妊手術では、卵巣もしくわ卵巣と子宮を摘出するため、子供を産むことができなくなります。
また、摘出することで発情がなくなり、不必要な交配や妊娠を無くすことができます。
人と同じで望まない妊娠を避けてあげることも避妊手術のメリットです
発情によるストレスを防ぐ
避妊手術をすることで、発情中のストレスによる犬の問題行動を防ぐことができます。
メス犬の発情期には個体差があるが、年に1-2回ほどあります。
期間も個体差があり、5-20日ぐらいあります。平均的には約10日間です。
発情期に入ったメス犬は外陰部が腫れて腰をふってマウンティングをしたり、オス犬に近づきたがったり、不安感を抱いて落ち着きが無くなったり、中には食欲が無くなったりする犬もいます。
またストレスを感じやすく普段とは違った発情期特有の問題行動をとる場合もあります。
避妊手術で発情期の対策やお世話をしなくよくなります。
各病気の予防
避妊手術は事前にかかるかもしれない病気を予防することができます。
- 乳腺腫瘍
- 子宮蓄膿症
- 卵巣腫瘍
- 膣腫瘍など
の予防ができます。
避妊手術を行う事のデメリット
麻酔・手術によるリスク
避妊手術は全身麻酔による手術のため犬への負担が大きいです。
基本的に術前に検査や健診を行って問題がなければ手術を行いますが、麻酔の量や麻酔の耐性によっては、亡くなってしまう可能性がゼロではありません。
太りやすくなる
避妊手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減少してしまいます。
そのため太りやすくなってしまいます。
それを知った上で、適正体重を維持できるように食事管理をしてあげれば問題ありません。
尿失禁
中型犬以上の犬が去勢手術を受けると発症メカニズムは判明していませんが、避妊手術の副作用で尿失禁になってしまう可能性があります。
排尿を自律制御できなくなって尿漏れの症状が出ることがあります。
手術に最適な時期
手術に最適な時期は最初の発情期前といわれていて、生後6-9ヶ月になります。
基本的に手術を受けるのに年齢は関係ありません。
しかし、高齢犬になればなるほど体力が落ちていき、麻酔のリスクも高くなります。
高齢犬で避妊手術を検討されている方はかかりつけ医に相談しましょう。
手術の流れ
手術前
かかりつけの動物病院で全身麻酔をしても大丈夫なのか健診・検査を受けます。
問題がない場合は予約して手術を迎えることになります。
手術前日・当日
手術実施時間の約○時間前から絶食・絶水になります。
時間は犬の状態などから決めるのでかかりつけ医の指示に従いましょう。
絶食する理由としては、胃の中の未消化物を誤嚥してしまうのを防ぐためです。
手術後
犬の状態によっては0-2日ほど入院することもあります。
お迎えすることができたら、一週間程度は散歩や激しい運動はしないで、自宅で安静にしておきましょう。
全身麻酔で手術をしているので、急な体調の変化や縫っている傷口が開いてしまう場合もあるので普段以上に様子を見てあげましょう。
その後問題がなければ抜糸を行います。
抜糸
手術後約10日ぐらいで抜糸を行います。
抜糸に行くタイミングはかかりつけ医の指示に従ってください。
抜糸を行い問題がなければ終了になります。
手術に気になること
手術後に傷後は残る?
残ることはないと思います。
実際に避妊手術を受けた我が家のノアちゃんの切開部分です。
どこを切開したの?って感じですよね。
性格が変わるって本当?
ホルモン分泌に関する部分を摘出するため、今までと性格が変わってしまうという研究結果があることは確かです。
性格がガラリと変わるのではなく、なんとなく変わった気がするということが多いみたいです。
ちなみに我が家のノアちゃんは基本的に性格が変わったという様子はありません。
もし変わっていたとしても、成長の過程の変化として流してしまってるほどです。
まとめ
今回は犬の避妊について、メリット・デメリット、手術に最適な時期、手術の流れを実際に我が家のノアちゃんの経験やお医者さんから教えてもらったことをご紹介しました。
全体的な流れについて把握できたと思いますが、ワンちゃんの小さな体に麻酔やメスを入れることになります。
家族の協力なしにしてはできませんので、わからないことや不安なことがあるならかかりつけ医に相談するようにしましょう。
避妊手術はメリット・デメリットがあり手術に対する正解はありません。
今回紹介したことを参考に、後悔することなく納得した状態で判断してもらえればと思います。